そして翌日、迎えた朝。さぁ!行くぞ~!!!と気合いを入れ出発!と行きたいところでしたが、その工房の住所はわかっていますが地図に載ってない!そのことは、いくら抜けているB型の僕であっても日本で気がついていたので、所在地について調べていました。
が、本屋さんで売っているどのガイドブックを見ても載ってなかったのです。そう、その頃はまだグーグル・マップやストリートビューとかがない時代でした。
そこで旅行会社の方に聞いた情報では、「ブランデンブルグ門(ヒットラーが凱旋した門ですね)のちょっと北に行った辺りです~」「あっ、そうですか。じゃ行けば分かりますね。」と下調べ?!(この辺りがやっぱりB型か!笑)のもとに、まずはブランデンブルグ門を目指し出発しました!
そこはホテルから一直線だったので、通りすぎる景色を楽しみながら難無く到着。そして工房の住所が載ってない地図を片手に北へ向かいました。
ぐるぐると探し回りましたが、唯一の手がかりである通り名も見つからないので、ブランデンブルグ門の守衛さんに訪ねたところ、おそらくこの辺りだろう?と地図を指差し教えてくれました。えっ、全然違うやん!ちょっとどころか、かなり北に行った所やん!と思いつつ、幾度か通りゆく人に道を尋ねながら、あっちだろう!こっちだろう!といい加減な情報を教えてもらい、やっとその工房の近くまで行くことができました。
そしてやっと見つけました!この通りだ!!!地図に載ってないのもそのはず。全長50メートルくらいしかない通りでした。おそらく、角を曲がった先に工房があることは想像できました。角を曲がりワクワクドキドキしながら歩いて行くと、ついにありました!あのテレビで見た風景、白い建物とショーウインドウ。
が、しかしまたもや難題が!
その工房の手前に怪しい格好をしたマフィアっぽい人が数人いたのです。でもここで後にはひけず「同じ人間なんだから」と自分に言い聞かせ、勇気をふりしぼって通過。。。
やった!通過した!!!成功だ!!!
そして・・・
いよいよその工房に。
一時は見つからないかなと不安になりましたが、やっと見つけた!!!と思い近付いていくと、喜びもつかの間
あれ?!
なんにもない。。。
確かにテレビで見た風景。表札にもその工房の名前が・・・。店の中を除くと眼鏡を売っていたらしきショーケースだけがぽつんと。
あら~~~。
この時のショックは言葉で言いあらわせません。しばらくしてから、「いや違うフロアでやっているかも知れないな?」と思い、すべてのフロアの呼び出しボタンをピンポーン。でも誰も出ず。しょうがないので近くの眼鏡屋さんであの店はどうなったんだ?と尋ねると私も知らない。急にいなくなって、どこに行ったかも分からない。という返事でした。