よく観えるメガネ

新たな人生のテイクオフ?!

 

生まれて初めての独り旅!!! しかも地球の裏側への旅、出発の日が近づくにつれドキドキ、ワクワク感が高まりました。そして、ついに出発の日が来ました。12月22日だったかな?この旅でどんな出来事やハプニングが起こるのか?面白いドラマが生まれるのではないかとウキウキ、ハラハラ。期待と不安で心を弾ませて関西空港を飛び立ちました。

ルフトハンザの機内で、僕の隣には外人さん(この時点で自分も外人ですが・・・)が座っていて、片言の英語で会話?を楽しみました。その人はドイツのことに詳しく、たくさんの情報を教えてくれました。

隣人
お前はどこへ行くんだ?
ベルリンに行きたいんです。
隣人
そうかベルリンか・・・

となぜかその外人さんは少し間をおき

隣人
ベルリンには何をするために行くんだ?
木製の眼鏡を見たいんだ!
隣人
そうか。ベルリンには行ったことがあるのか?どの辺りに行くんだ?

全然噛み合わない会話。(笑)なぜか眼鏡のことよりもベルリンの訪問先のことばかり話すのですごく不安になったのですが、どうやら元東ドイツとの境界周辺の治安が悪いから夜は気をつけろよ!ということを忠告してくれてたようでした。

そして10時間ちょっとのフライト。機内では映画を見たり、これから起こるであろう旅の妄想を巡らせているうちに、フランクフルトに到着。ベルリン行きの飛行機に乗り換えです。日本からフランクフルトへの便では、日本人がたくさん乗っていましたが、ベルリン行きとなると今度はほとんど日本人はいません。当然、日本語アナウンスもなし。やっと一人旅らしくなってきたかな~?とウキウキ。

しかもこの飛行機のシートはすべてレカロ!さすがドイツ!と一人興奮状態。(レカロとうのは、レーシングカーなどのシートを作っているドイツの会社で、過酷な条件下でもしっかりと身体をホールドし、腰などがいたくならない非常に優れたシートを作っている世界的に有名なメーカー)座り心地をチェックしながら、これまた一人妄想状態。(笑)

そして、ベルリン到着のアナウンスが。飛行機は降下をはじめ、ついにやってきたか!と興奮冷めやらぬままランディングへ。ベルリンに着いたのは夜。ゲートを出てタクシーでホテルへ向かおうとしたが、これまたびっくり!タクシーはみなベンツ!考えてみれば国産車なんだからびっくりすることはないのですが・・・。(笑)

無事にホテルに到着し、今日は明日に向けて早く寝ることしよう!この時は明日起こる出来事を知る由もなかった。。。

とまあ、衝動にかられたとはいえ、普通一般的には木製メガネを見るためだけに地球の裏側まで行かないと思うのですが、僕にとってはこれは普通のことで、とにかく見たい!という気持ちを抑えられませんでした。

あと余談になりますが、教育公務員は、海外に旅行に行くには、学校に旅行届けを提出しなければなりません。勿論、ちゃんと提出をしたのですが、本当の理由も言えず、美術研修のためにドイツへ行きます!と堂々と言ってました。内緒ですけど(笑)

いや、これは間違いなくこれは美術研修ですね。ものづくりやその精神を学びにいったのですから!

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  • この記事を書いた人

Kawamura Hiromitsu

「教育」21年間公務員として教鞭をとる→「モナコ滞在」にて映画のような日常を知る→起業し事業を営むかたわら社会貢献活動にも力を入れている。モナコをはじめヨーロッパと日本を行き来する生活を送り人生を愉しんでいる。

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