宇宙からのプロポーズ

APOLLO29 計画

このProjectを実行した僕が所属している "EXPLORERS CLUB" このエクスプローラーズクラブから少数精鋭部隊が結成され「APOLLO29計画」としてミッションを遂行した物語である。

このProjectは、エクスプローラーズクラブ大阪のメンバーが当時付き合っていた彼女にプロポーズするという話になり「じゃ、いちばんカッコいいプロポーズであるべきだ」というのが発端。話の経緯はもはやあまり覚えていないが、そこは冒険家たちの集まりであるエクスプローラーズクラブ、「プロポーズは宇宙から」という結論に至る。

なんていい話なんだ。

実際に生身の人間が宇宙に行くわけではないのだが、すでに血が騒いでるエクスプローラーズクラブの冒険家たちは、さっそく遊び倒す。その結果、メンバーの顔写真をデジタルフォトフレーム(要は古いiPhone)におさめて、「1人ずつの顔写真を宇宙が背景になるようにビデオに収めよう!」というプロジェクトになる。

iPhoneを成層圏に飛ばして地球を撮影するわけだ。

風船ロケットを宇宙に飛ばすには?その時の法律は?関係各所への手続き方法は?どこで飛ばすの?落下地点の予測方法は?いつの時期に飛ばせばいいの?などなど、わからないことはてんこ盛り。しかし、それらを調べあげ、風船ロケットの構造を考えてつくり(まったくの素人たちだ)、航空法など様々な法規制に抵触しないようにしっかり届け出を行い(泣きたくなるほど煩雑だった)、

ようやく漕ぎ着けた打ち上げ。

そのときは感無量。そして、ここからが長かった。無事に宇宙にたどり着いたとして(それすら怪しかったものの、誰もが到達すると信じていた)、そのあと、撮影した映像を回収するにはどうするんだ???

このあたりから、プロポーズのことは忘れ去られていた。(続く)

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  • この記事を書いた人

Kawamura Hiromitsu

「教育」21年間公務員として教鞭をとる→「モナコ滞在」にて映画のような日常を知る→起業し事業を営むかたわら社会貢献活動にも力を入れている。モナコをはじめヨーロッパと日本を行き来する生活を送り人生を愉しんでいる。

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