宇宙からのプロポーズ

人生という舞台での冒険

エクスプローラーズクラブで大切にしている言葉はたくさんあるが、その一つに「冒険」がある。

我々は「人生の冒険家」として生きている。なので、我々のボスからの司令は「世界初の試みをせよ!」だった。

宇宙映像の撮影だけなら先駆者がいる。当然、同じことをするつもりもないし、なんていったってそんなことをしても面白くないのだ。

誰かのマネをしても冒険にならない。今までにやったことのないことに向かい、数々の問題を乗り越えて成功してこその冒険だ。過去の知識をなぞっていては冒険にはならない。

世界初!どうせなら面白いことをやりたい!人が思いつかない発想で成功させたい!そう思った。

そこで、アイデアが浮かんだ。

「エクスプローラーズクラブのメンバーを宇宙に連れていく」

「プロポーズは宇宙から」

この2つだ。

いくら冒険と言えどもクラブメンバーを物理的に連れていくことはできない。何か方法はないものか?!と数秒考えて、そうだデジタルフォトフレームに皆の素敵な写真を収めて宇宙を背景に記念撮影しよう!プロポーズを宇宙でやろう!と思いついた。

そして、クラブメンバーの素敵な写真を集め、スライドショーに収めた。同時にプロポーズ用画像もスライドショーに収めることにした。

何か物足りない。。。

そうだ!プロポーズをするなら指輪を渡さないと!

ということで、宇宙に放つ風船ロケットにマリッジリングを仕込ませて、宇宙撮影後に落ちてくる風船ロケットをダイレクトにキャッチしよう!当然、彼女にはそのことは内緒で。そしてキャッチしたその風船ロケットからマリッジリングを取り出し、その場でプロポーズの返事をもらう。我々はそのプロポーズの証人になり大いに二人を祝福しよう!!そんなストーリーだ。

ロマンチックだなー。

実際には、機体はどこに落ちるか想定するも確実な位置は特定できない。なので、クラブメンバー総出でどこに落ちるかわからない広い大地で縄張りを数箇所にはり「あっちに落ちそうだ!!」「いや風に流されてこっちだー!!」と皆でワイワイやりながらキャッチしよう!という発案をした。

大の大人がプロポーズする仲間を利用して真剣に遊ぼうとしている。なんとも愉快な集団だ。(続く)

スポンサーリンク

  • この記事を書いた人

Kawamura Hiromitsu

「教育」21年間公務員として教鞭をとる→「モナコ滞在」にて映画のような日常を知る→起業し事業を営むかたわら社会貢献活動にも力を入れている。モナコをはじめヨーロッパと日本を行き来する生活を送り人生を愉しんでいる。

-宇宙からのプロポーズ

S