MEOとSEOの違いをわかりやすく解説

最近よく耳にする「MEO」という言葉。何を意味する言葉なのか、その重要性や効果をご存知でしょうか？「SEO」は以前からよく言われているので、ちょっとWebに詳しい人なら分かると思いますが、「MEO」については如何でしょうか？

こんな疑問にお答えします。SEOとMEOの違いをわかりやすく紹介して、なぜMEOが重要視されているのか、その必要性と効果について紹介したいと思います。

MEOとSEOの違いをわかりやすく解説

MEOとSEOの違いについて

例えば、「そうだ！京都へ行こう！」と思い立ち、嵐山のカフェをGoogleで調べるとします。その場合、「地名＋業種」で検索すると思いますので、今回はGoogleで「嵐山　カフェ」で検索をかけました。

その画面がこの下の画像です。皆さん見たことのあるお馴染みの画面ですね。

画面上の赤く囲った部分がMEOの検索結果、画面下の赤く囲った部分がSEOの検索結果になります。ざっくり違いを説明すると、MEOは位置情報をもとにマップ上で検索結果を表すもの。SEOは文字情報から判別して検索順位のトップから順番に文字で検索結果を表すものです。

では、もう少し詳しく見ていきましょう。

SEOとは？

文字情報による検索結果

SEO対策（添付写真下部）では、Googleのアルゴリズムによって文字情報から読み取った検索結果の優先順位の高い順に表示されます。

一方で検索をするユーザーの特徴は、２クリックで自分が必要としている情報にたどり着きたいという統計結果が出ています。

ということは２ページ目以降をクリックする確立は極端に減ります。（私は必要な情報にたどり着くまで何クリックもして探すタイプなのですが。笑）なので、１ページ目のトップが一番目につくため、１ページ目のできるだけ上位に表示させないと、ユーザーにはサイト（お店など）の存在を知ってもらえないという仕組みです。

しかも「嵐山　カフェ」のキーワードでGoogle検索をした場合、食べログやRettyが上位表示され、個人のカフェ情報は出てきません。これは食べログなどが、上位検索結果になるようSEO対策をしているからです。Googleのアルゴリズムも常にアップデートされているので、今後は上質な記事内容のサイトが上がってくるとは思いますが、現状では個人サイトが入る余地がありません。

それに対してMEO対策の場合は、マップに検索結果が同等に並ぶため表示されれば、ユーザーはその結果から自由にカフェを選ぶことができます。

MEOとは？

マップを利用した検索結果

MEO（添付写真上部）とはMap Engine Optimization（マップ検索エンジン最適化）の略で、ローカルSEOとも呼ばれています。簡単に説明すると、Googleマップやアップルマップから自店舗を見つけてもらう方法です。マップを使うことで、お店がどこにあるのか、自分の現在地からのアクセスが良い場所なのか等、視覚的に確認できるため非常に分かりやすいのが特徴です。

MEO対策はGoogleマップ検索エンジンを活用した有効な集客法であり、個人の店舗レベルでも、MEO対策としてさまざまな取り組みができます。MEO対策をすることで、Google検索において自社や自店舗が上位表示され、ユーザーの目に留まる機会を増やすというものです。

MEOでの検索では、SEOのように文字情報で判断するのではなく、マップに載っているお店から選ぶことができます。実際の使われ方をイメージするとその便利さがわかると思います。仮に今回の例でいけば嵐山駅に到着しました。まずは駅から近くのおしゃれなカフェでランチをしたい。その際にGoogleマップで検索すると近くのカフェ候補が表示されます。マップ上にカフェが表示されるので所在地が一目で分かります。カフェまでの距離、行き方なども比較することができます。

そして、マップに出てきたピン（お店）をタップするだけで、そのお店の詳細情報が表示されます。現在地からの距離、アクセス、メニューの特徴や値段を見比べながら決めることができます。更にストリートビューや店内の様子が360度見ることができます。また口コミなども見ることができるため、ユーザーにとって有益な情報を効率的に判断することができます。やはり視覚的に情報を確認できるメリットはユーザーにとって、とても大きなものです。

では、お店側としてのMEO対策はどのようなメリットがあるのでしょうか？

さきほど、SEOでは、上位に表示されなければユーザーの目に触れることがないと書きましたが、MEOでは上位でなくてもマップにさえ表示されれば、資本力のあるお店や有名店と同等に表示され、ユーザーには自店舗の魅力で選んでもらうことができます。また視覚的に魅力をアピールすることができるため、より多くの情報を届けることができます。

このようにユーザビリティの非常に高い検索技術で、なおかつ自社や自店舗にとっても有益な検索技術です。

今後、５Gの配信が始まれば、益々MEO対策は加速していくのではないでしょうか。

MEO対策を実施した方がいい理由

ローカル検索に有効

一つはMEO対策はローカル検索で非常に効果的であるということです。前述のように検索をかける多くの場合は、地域＋〇〇といったキーワードです。例にあげたように「嵐山でカフェを探している」などユーザーは非常に限定的な条件で検索をかけるため、その会社や店舗が検索の条件を満たしていれば表示されやすくなります。

スマートフォンの普及による効果

２つめは、スマートフォンの普及です。だれしもがスマートフォンを使い検索をかけます。当然、出先で使用することも多く、その場合位置情報を利用し近隣の情報を集めます。それが日常的になっているからこそMEO対策をすることの重要性も増しています。

SEO対策に比べて競合が相手が少ない

３つめは、SEO対策については、企業や店舗にも認知されているため後発で上位に食い込んでいくには時間と労力がかかります。それに対してMEO対策では自社や自店舗と同じ商圏内の同業種のみが競合となるため、上位に表示される可能性が高くなるメリットがあります。

MEO対策の具体的な方法

検索結果に関わる大きな３つの要素
Googleマイビジネスを利用して登録します。その際に重要なポイントは３つと言われています。

関連性

関連性とは、「検索キーワード」と「ローカル情報」の合致度によって判断するものです。つまり、検索した言葉とそのエリアに登録されている情報が合致している方が上位の検索結果につながります。

知名度

知名度とは、該当するサイトのリンク、プレビュー数などのオンライン情報に加えて、多くの人に認知されているかどうかのオフラインでの情報も併せて評価されます。この点においてはSEO対策も効果を発揮すると言えます。

距離

距離は、検索された場所から店舗までの距離を示します。一概に近いから上位になるということでなないようですが、距離が離れすぎると当然表示されません。

これらの３つの要素が複合的に判断され検索結果となって現れます。

MEO検索で上位表示させるための対策

口コミを増やす

Googleでは良質な内容が上位検索の条件となるために、口コミの数や評価点数だけではなく、その内容も影響すると言われています。ここでもユーザー側に立ち、有益な検索結果が出せるよう設定されていますので、より質の高い口コミが必要になります。

口コミを増やすために有効な対策としては、Googleマイビジネスへの登録やビジネス情報、写真の追加、口コミへの返信などがあります。

SNSやブログなどでの情報発信

SNSやブログを活用することで知名度が上がり、結果としてGoogleからも評価されやすくなります。インスタグラムやFacebook、Twitterなどそれぞれの特徴を活かし多くの人とコミュニケーションを図り認知してもらうことが重要です。

MEO対策やらない手はないですね！

もっと詳しくMEOのことにつてい知りたい方には、こちらの本がオススメです！